小児科

小児科では、風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの感染症や湿疹、喘息、アレルギーなどの一般的な診療を行っております。
専門性の高い心疾患、血液・腫瘍疾患等は専門性の高い医療機関へ紹介させていただきます。

当院では、発熱、風邪、頭痛、結膜炎、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳、下痢・嘔吐、腹痛、中耳炎、ひきつけ（けいれん）などの症状や、以下の多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。

気管支炎、喘息、肺炎、急性喉頭炎（クループ症候群）、細気管炎など

水痘、麻疹、風疹、おたふくかぜなど

胃腸炎、便秘など

お子さまの皮膚は大人の皮膚に比べて薄いため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。また、汗をかきやすいため細菌やウイルスが繁殖しやすく、感染症を引き起こすこともあります。

皮膚疾患は、皮膚を清潔に保つ、温度調節をしっかり行うなど日ごろの生活で改善される点が多くあります。薬を処方するだけでなく、症状に合わせた生活する上での注意事項なども丁寧にご説明いたします。

お子さまに多くみられる皮膚疾患には以下のものがあります。

乳児にみられる湿疹のひとつです。頭部に黄色のかさぶたやフケのようなものが付着します。頭や顔から皮脂とよばれる脂肪分が多く分泌されることで症状が出ます。

おむつのあたる部分にあかみや発疹などの炎症が起きます。尿や便に含まれるアンモニアなどの刺激物やおむつの繊維がこすれることで症状が出ます。こまめにおむつを取り換えるなど、汚れた部分はきちんと拭くなど清潔さを保つことが大切です。

便の中にいるカンジダという常在菌（カビの一種）に感染することで炎症が起きます。おむつかぶれと似ていますが、悪化するとただれたり、皮がむけるといった症状が出ます。市販薬を使うと悪化する場合もあるため、早めに受診するようにしてください。

「あせも」は、汗の出口がよごれや垢でふさがれることで小さな発疹が現れた状態です。あせもをかきむしった傷にブドウ菌が感染し、炎症を起こした状態が「あせものより」です。あせものよりは、痛みを伴う化膿性の炎症で、発熱することもあります。

あせもや虫刺されをかいてできた傷に、黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が感染して炎症が起きます。強いかゆみのある水疱ができ、化膿することもあります。人にうつる可能性があるので、プールなどは控えて早めに受診してください。

手のひら、ひじ、足の裏、ひざ、口の中などに水疱ができます。手に付着したコクサッキーウイルスなどのエンテロウイルスに感染することで症状が出ます。口の中の水疱に痛みがあるので、食事はなるべく刺激の少ないやわらかいものにしてください。

頰がリンゴのように赤くなり、腕やおなかに発疹ができます。ヒトパルボウイルスに感染することで症状が出ます。入浴は問題ありませんが、発疹のかゆみが増すことがあるので注意が必要です。